そこは、行き場を失った人類が新たに見つけた母なる星。

 まるで恋人同士であるかのようにぴったりと寄り添う二つの星。

 先住の精霊たちと共に暮らすカトリファスと、荒廃した世界をよみがえらせたラキファス。

 二つの世界は、文字通り支えあいながら・・・何十年、何百年、何千年と共に生きていくことになる。

 ひっそりと、ただ、ひっそりと・・・・・・生きていくのである。

  

 二つの世界は、存在してはならなかった。

 宇宙の"理"に反し、死にゆくはずの二つの世界を強引に蘇生させた人類。

 彼らに滅びを与えんがため、"理"は賢者を二つの世界に送る。

 賢者は時に魔物を使い、時に人の弱き心を使い・・・二つの世界を滅びに導こうとする。

  

  

 この物語は・・・・・・・・・賢者と世界の、長い長い戦いの歴史なのである。

  

  

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